週末は、数名のCEGA生徒さんと共に、スタディーツアーというものに参加してきました。
セブにある、DAREDEMO HEROという日系のボランティアNPOによる主催の
ツアーで各週土曜日に行われています。
この団体は、元有名予備校のカリスマ講師が2年前にセブで立ち上げたもので、
貧困層の子供達の教育支援を主な活動にされています。
将来は支援している子供の中からフィリピンの大統領を輩出し、貧困問題を
政治的レベルから根本的に解決するという壮大な理念のもと運営されています。
たしかに、貧困問題の解決に服やお金などを直接寄付しても、それは一時的な
解決にしかならず、むしろ依存を生んでしまいます。
有効な解決手段は「教育」で、フィリピン人自身が社会を変えてゆく原動力を
身に着け、それを周りに広めてゆくという考えには共感しました。
現在25名の小学生を支援され、この子供たちと交流して過ごし、
その後、セブのスモーキーマウンテンであるゴミ山の見学をしました。
文字通りゴミが巨大な山になっており、こちらではゴミは焼却されず、分別されずに
セブ中のゴミがセブの隣の市の空き地に廃棄されます。
貧困層にとってはここは宝の山で、お金に還元できそうな金属やペットボトルなどを
集めることで生計を立てる家族がそぐそばに住んでいて、子供たちが笑顔で手を振ってくれました。
日本のJICAが少しでもゴミを減らすために、プラスチックを粉砕して建築資材にする
活動もなされているようですが、なかなか順調にはいかないようです。
日本ではなかなか目にできない現実がここセブにはあり、おしゃれなリゾートや都会
と共に社会の不条理が混在するなかでの留学生活なので、生徒さんには英語学習以外にも
いろいろ感じてもらうべく、CEGAとしてもこういったボランティア関係の体験などを積極的に
紹介していきますね!