どこの国でもやはりお祭りって、みんな盛り上がって楽しいですね
今年もCEGA第一寮のビルオーナー主催のシノログパーティーが
宿舎屋上で開かれ、CEGA生徒さん達も招待されました。
シノログ期間はセブ島各地のみならず、フィリピン中から人が集まります。
一説にはこの期間100万人ものセブへの出入りがあるとも言われています。
セブに集まる人たちは、どこかホテルを予約して純粋にお祭りを楽しんだり、
CEGA宿舎オーナーのように、親戚、友達などを呼んで自宅パーティーを開く場合などがあります。
このように町中で盛り上がるSinulog Festival って一体何なのでしょうか!?
気になるので由来をチェックしてみました。
Sinulogの由来
シヌログは幼少期のイエスキリスト、「サントニーニョ」を祝い、帰依するお祭りで、
一種の宗教行事的な意味合いの濃いものとなっています。
今から400年以上前、スペインのマゼランによって初めてサントニーニョ像がセブに持ち込まれ、
その後その像は行方不明になったが、ある日焼け跡の中から奇跡的に見つかり、
現在はフィリピン最古の教会、セブのサントニーニョ教会に安置されています。
(CEGA第二寮前でダンスを披露してくれました)
「Sinulog」の語源は、セブアノ語の「Sulog」という言葉からきているそうで、
「水流の様に」という意味があるそうです。
シノログ祭りのダンスは、当初、2歩進んで1歩下がる、というステップを持つ踊りだったものが、
やがて「Sinulog-base」「Free-Interpretation」「Latin Category」といった具合に、
幾つもの種類の踊りへと発展。
今では、その踊りの種類ごとに各ダンス・チームによるコンテストが競われているようです。
(各チームごとに山車も動きます。こちらはガス会社チーム)
現在のように市内の目抜き通りを練り歩くパレード形式になったのは1985年からとのこと。
意外と最近ですね。
セブ市の目抜き通りでは、それぞれ趣向を凝らした衣装に身を包んだ各ダンサー・チームが、
サント・ニーニョ像を先頭に軽快なドラム音楽に合わせてパレードを繰り広げます!
ダンサー達は、「Pit Senor! Viva Sto. Nino!」(お力をセニョール! 万歳!サント・ニーニョ!)
と叫びながら、大きな山車とともにステップを踏みつつ進みます。
ちなみにこのシヌログのようにサントニーニョ像を祭るフェスティバルはセブだけでなく
ビサヤ諸島の各地でも開催されているそうですよ。
伝統パレードに若者のお祭り騒ぎ
昨夜のフィナーレはセブ市内各地で花火があがり、夜中過ぎまで学校前の大通りは人だかりで混雑していました。
水彩絵の具を、通りすがりの通行人の顔や体に塗りたくりあい、タイの水かけ祭りさながらの、
絵の具塗りあい祭りのような様相に若い人たちはなっていましたが、空港から昨夜到着の新しい生徒さんは、
いきなりのお祭り騒ぎにカルチャーショックを受けられたかもしれません。
しかしあんなにゴミだらけだった目抜き通りも、今朝はきれいに清掃され、いつものセブに戻っていました。
(ビルの爆発ではありません。高層ホテル屋上からの打ち上げ花火です)
シヌログ期間は海で船が行き交う水上パレードも毎年行なわれているので、来年は生徒さんとともに
見物できればと思っています。
クリスマス、ニューイヤー、シヌログと、ここ最近はイベント盛りだくさんで、
毎日のように宿舎屋上から花火が見られる一ヶ月でしたが、ようやく落ち着きを取り戻し、
留学生の本分である、英語習得に集中できる季節となりました。
1年で最も涼しく過ごしやすいセブの1月と2月、勉学にも励めそうですね!