みなさん、こんにちは!
今回はCEGAの授業のメインカリキュラムであるDMEメソッドをご紹介します。
DMEはダイレクトメソッドの一種で、子供が母国語を自然に習得する過程をモデルにした学習法で、
一言で表現すると、それは「頭を英語脳に変えるための作業」です。
英語でのやりとりにまだ十分慣れていないとき、講師との英語のレッスンを受けていて感じるのは、
相手の話したこと、または聞いたことに即座にリスポンスする反射神経の鈍さだと思います。
もしくはすぐに反応できたとしても、その返答がどうしても単語や短い文章での返答になりがちです。
DMEはそこに着目し、まるでネイティブ同士がスピーディにポンポン会話するように、
無意識の言葉のキャッチボールを正しいフルセンテンスで行えるようになることを目指した、
勉強というより一種のトレーニングです。
英会話のような反射能力の必要なスキルを伸ばすためには、何度も何度も話して反復練習し、
英語に対する反射能力を向上させてゆくしかないのです。
なぜCEGAで、ジムで筋トレするようなストイックな英語教授法を取り入れたかといいますと、
それはマンツーマン授業がいくら良いとはいっても、ただ漫然と講師とフリーカンバセーションしているだけではなかなか英会話力は向上できないからです。
英語講師も人間です。普通の英会話授業をしていると、どうしても楽な授業スタイルに流れてしまいます。
生徒さんと昨日はああしたこうしたなど、他愛のない会話しているほうが楽しいですし、時間も早く過ぎます。
しかしそこで繰り出される会話表現はいつもと同じパターンで、また先生も楽しい会話中に話の腰を折りたくないので、間違いを修正したり新しい表現を教える作業をつい怠ってしまいます。
またスピーキングにまだ慣れていない初級者に特に言えることですが、授業は先生の話を聞いている割合がどうしても多くなり、限られた時間で効果的にスピーキングを鍛える形が作りにくくなる傾向にあります。
そこで授業を修業の道場のようなトレーニングの場とし、英語レベルに関わらず授業の半分以上は生徒が話すことを余儀なくさせるシステムが必要であると考えたわけで、そして出会った最良の英語教授法がDMEだったのです。
DMEはカランメソッドと似ており、どちらもヨーロッパで開発されたもので、ルーツは同じです。
しかしカランを実践していてどうもしっくりこない、質問が退屈、急激にレベルが上がるので挫折しやすい等という声が先生からも生徒からも多く、そこで練り直して新しく生まれ変わったのがDMEです。
DMEメソッドが他のダイレクトメソッドと決定的に違うのは、一般的なダイレクトメソッドの長所を受け継ぎながら、不足とされていたグラマー部分が強化されている為、初級者にも理解しやすく、総合英語教材として使用可能なことです。
また、1方向のみの「先生による質問」→「生徒による答え」という単調な繰り返しだけでなく、
生徒側からも質問を投げかけられることや、自分で考えて自分の文章で自由に回答できる項目も多用され、英語に反射的に反応する英語脳をつくることに加え、反射的に英文を作り出す英文脳も養えるようになっています。
これによりテキストの枠だけにしばられず、答えを自分自身で探しクリエイティブな回答をすることで、
より想像力をかき立てる自由な学習スタイルとなっています。
また、話題が日常生活に関連したものが多く、なじみやすい英単語や熟語、文法表現を学びつつ、
発音も先生がその都度矯正してゆきます。
そしてDMEは3~4年おきというかなりの頻度で見直されている為、
時代や要望に合わせ常にアップデートしていることも特徴です。
さらにこれはかなり重要なポイントですが、カリキュラムの難易度がゆっくり上がってゆく為、
途中でやる気をそがれたり挫折して投げ出すということがないように配慮されています。
DMEを含めメソッド系というのは自分を追い込んでやるタイプのものが一般で、
ハガネのような強い意志をもった人は心配いらないのですが、そうでない場合は途中で挫折することが往々にしてあります。
挫折するかしないかは個人の問題と突き放すのもひとつですが、やはり前向きに学習を継続できるよう
サポートできる体制を提供するのが我々学校の役目だと私は思います。
ただでさえ英語学習は挫折だらけです。私も含め日本で育ち、日本語脳しか持ったことのないほとんどの日本人が英語学習に取り組んだとき、「なんでこんなにやってるのにこんなに上達が遅いんだ、、、」という現実にぶつかります。
DMEは偶然にもそういった日本人の心理的配慮にも添えるように出来ています。
DMEで濃厚かつ楽しく前向きに、上達を実感しながら英語脳を作っていきましょう!
教授法のトレーニングを積んだプロのDMEティーチャー達とCEGAで待ってます!