今日は日本人がよく混乱する英語の文法、否定疑問文に関して、
CEGAの講師から興味深い話を聞いたので話します。
「私のこと愛してないの?Don’t you love me?」と聞かれて、
「そんなことないよ、愛してるよ」と返答するとき
日本語的には「No,I Don’t」と返答しがちになりますが、
英語では「Yes,I do」となります。
日本語の場合は、聞かれた質問の内容に対してYesかNoの返答になるのに対し、
英語の場合は質問の内容に関わらず、肯定的な返事ならYes,
否定的な返事ならNoとなる為、戸惑うことになります。
ここまでは教科書通りの説明になるのですが、講師によると、
アメリカ人でも日本的に質問の内容に対してYes,Noと返答する
ことがよくあるそうです。
セブのアメリカ系コールセンター勤務経験のある講師は
アメリカ人顧客に商品を勧める際、例えば
「当社の新製品をお試しされないでしょうか? Don’t you want to try our new product?」
の質問に
「はい、今のところは必要ないです。Yes ,for now I don’t need to try another prouct」
といった、NoなのにYesという回答をするアメリカ人が10人中7人くらいになるということです。
こうなってくると、何を頼りに英語を学べばいいのかさらに混乱してくるかも
しれませんが、理解しなければならないのは、「言語は生き物」だということ
かもしれないですね。同じ英語でも時代や場所が変れば発音も文法も異なり、
ネイティブスピーカーですら教科書どおりには話してくれません。
必要なのは様々な状況に対応できる柔軟な英語力。
CEGAの先生には基本に忠実であることをベースに、応用力のある英語を
教授してゆけるよう、今後も伝えてゆきたいと思います。