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2016.07.11

セブは本格的な洪水シーズン!?に入りました

フィリピン・セブ情報

四季のある日本ではその時々の気候を楽しむことができますが、
ここセブは常夏。「ちょっと暑い」か「すごく暑い」くらいの違いしか
感覚的にはありませんが、実はより季節感を感じるシーズン分けがあります。
それは「乾季」と「雨季」です。

「乾季」と「雨季」2シーズンのセブ

セブの乾季は一般に1月~5月、雨季は6月~12月ですが、
雨季といってもセブの場合はそれほど顕著ではなく、
日本の梅雨のように連日雨といったケースはほとんどなく、
1日1回スコールが降るといった感じです。

しかし厄介なのは1度に降る雨の量が半端ではないことです。
通常はスコールとはいっても、かなり強めの雨といったイメージですが、
時々バケツをひっくり返したような豪雨に見舞われます。

(ショッピングセンターも洪水に、、)

洪水で交通マヒ、、、

そうなると起きるのが絶望的なレベルの交通渋滞です。
インフラが日本に比べ脆弱なセブ。こういう時にその弱さがもろに
出てしまいます。そう洪水です。
大雨の量に下水管の容量が追い付かず、道路に雨水があふれ出し、
位置の低い道路周辺が洪水となるのです。
冠水が20センチ程度くらいなら車で強引に突っ切れますが、
それ以上になってくると、普通車では突破不能です。
そうなると水が引くまで車は動けず、その付近の交通路が完全にストップしてしまいます。
私も以前大きな深い水たまりを車で突破しようとしましたが、
電気系が水に浸かったのか途中でエンジンが止まりかけ、危うく立往生するとこでした。

(日本食レストランが集まる有名な大通りも道路が川に、、車高の高い車は心強いです)

洪水の原因は、、、

① 都市部の人口増加に比例して一日当たりのゴミの量も増大。ゴミの不法投棄で排水溝が詰まる。
② 定期的な排水溝のメンテナンスが行われていない。
③ 人口増加に伴い建設ラッシュとなり、水を吸収していた緑地が少なくなった。
④ そもそも排水溝の容量が大雨時の水量に追い付かない。

(アイスクリーム屋さんも商売上がったりです)

(こういう時も陽気なセブアノ。すばらしい国民性です)

洪水エリアはいつも同じ

しかし洪水が起きやすいエリアは大体決まっており、
CEGA周辺は水はけが良く、洪水が起きにくいエリアです。
この時期用意しないといけないのは大雨にも耐えられる頑強な傘と、
濡れても気にならないサンダルや短パンぐらいでしょうか。
あと雨のときはネット回線が途絶えることもあります。

日本ではなかなか味わえないスケールの豪雨。
英語のシャワーだけでなく、スコールのシャワーを浴びることも。
これもセブの風物詩だと思って満喫してくださいね。