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2017.08.01

セブの大学授業はどんな感じ?

フィリピン・セブ情報

セブのブログを担当している現地大学に通う大学生、久住 献(クスミ ササグ)です。私は、現在セブのサンホセ大学に通っている1年生。セブの大学に行くことはまだ主流ではありませんが、セブの大学はどんな感じなのか、今回少し紹介します。

セブの大学のレベルは?

世界的に見たフィリピンの大学のレベルはどんなものでしょうか?クアクレリ・シモンズ社により毎年発表される世界の大学ランキング。
その中で、374位にフィリピンのトップであるフィリピン大学がランクインしています。ちなみに、日本は東京大学が34位。クアクレリ・シモンズ社により対象とされるのは、3800校の大学です。

フィリピンにある大学の中でも、セブの大学のランキングは残念ながら高くはないようです。フィリピンの大学トップ20には、セブからはサンカルロス大学が14位に入っているのみ。フィリピンではマニラの大学の方がランクが高いようですね。

ちなみに、セブにある大学の中では、サンカルロス大学が1位、2位は私が通うサンホセ大学です。セブの大学は、サンカルロス大学とサンホセ大学の2強ということになります。それ以外はレベルが低い、というのがフィリピン人から聞かれる意見。学生も金銭面に大きな問題がない限り、この2つの大学を目指しているそうです。

フィリピンの大学の特徴

フィリピンの大学は、主に2セメスター制になっています。1セメスターが6月から10月。2セメスターが11月から3月まで。
希望者のみ受講するサマーコースが、4月から6月の間にあります。

日本とは季節が全く違いますね。そして長期休みというものがなく、常に1年中授業があるような感じです。大学なのに、中間の中間テスト、中間テスト、期末テストと、3回も大きなテストがあり、学生はいつも大変です。そして、ほとんどの私立大学に制服があり、大学生になっても制服を着なければいけないという変な習慣もあります。

セブの大学は全部英語の授業

セブの大学は、授業が全部英語で行われます。授業で使う教科書もエッセイも、すべて英語です。よりアカデミックなことを勉強するので、単語、リスニング、ライティング、まさにすべての英語能力が求められます。

先生にもよりますが、ほとんど黒板を使わず、椅子に座り喋りだけで授業を進めていく先生もいるので、その時は大変です。語学学校のように生徒のことを第一に考えて授業が行われる、という雰囲気はありません。

サンホセ大学の授業の様子

フィリピンの大学の授業は、グループワークが頻繁にあります。先生がテーマを決め、それについて話し合う。
そしてそれを発表する。まさに、語学学校でやるグループレッスンの延長です。もちろん発表は英語です。この時にスピーキングが出来ないと発表することができませんし、授業でやっている内容を把握できていないと喋る以前の問題ですよね。

フィリピンの大学はレベルが低いとよく聞きますが、はたして何人の日本人がこの授業を理解して完璧にプレゼンやレポートが書けるでしょうか。フィリピン人学生の英語レベルは非常に高く、私もとても驚きました。

セブの大学生は、誰もが真面目に勉強をしていて、宿題などはほぼ必ずやってきます。そして、テスト勉強も、皆で図書館やカフェへ行き、夜遅くまで全力でやります。放課後に学校の外で遊びまくっている学生も、試験の時はみんな超マジメ。授業中もバンバン質問を先生にして、授業態度はかなり良い。これがフィリピンの大学です。

CEGAと現地大学の交流プログラム

CEGAではブライテック大学と提携を結んでおり、ブライテック大学の英語授業に実際に参加できる機会があります。
英語で行われる大学授業に実際に参加できるということは、とても貴重な体験だと思います。

CEGAでしかできない貴重な体験なので、興味がある方は是非参加してみてほしいです。
フィリピンの学生がどれだけ真剣に授業を受けているのかを感じることができ、いい意味で英語学習への刺激をもらえるかもしれませんね。また、CEGAでは、CEGAの学生さんがブライテック大学の生徒に日本語をボランティアで教えるという交流も行っています。

日本語を英語で現地の大学生に教えるので、かなり実践的な英語を学び、鍛えることができると思います。セブにこういった面白いことをやっている語学学校はCEGAだけです。より実践的な、そして他の学校ではできない経験を是非してほしいです。

まとめ

フィリピンの大学はレベルが低そうなイメージですが、実際に英語で大学授業をうけると日本人にはかなりハードです。また、フィリピンの学生は本気で授業に取り組み、本気で学んでいます。フィリピンに英語を学びにきている留学生の方、一度フィリピンの大学授業に参加して、フィリピンの学生の本気度を味わってみてください。きっと「自分ももっと英語学習に取り込まなきゃ!」と、モチベーションアップにつながると思います。