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2016.12.02

セブからフィリピン最後の秘境、「エルニド」へ!

フィリピン・セブ情報

「エルニド」と聞いて何をイメージするでしょうか?

「フィリピン最後のフロンティア」
「パウダーサンドのビーチにコバルトブルーの海」
「海面からそびえる岩山の絶景」
「ジャック・マイヨールも愛した美しい海」
などなど。

7,000を超えるフィリピンの島々の中でも、秘境中の秘境で、きらきらと輝くエメラルド色の海から突き出る無数のごつごつした島々、人影のない島々の間を小さな海燕だけが飛び交う絶景の地で、17世紀にこの地に足を踏み入れたスペイン人たちも、その光景に手を触れることさえためらい、「エルニド(海燕の巣)」という名前だけを残して、静かに立ち去ったと伝えられています。

世界の旅行雑誌などでもエルニドのあるパラワン島が「世界一美しい島」に選ばれるなど、世界からの注目度がここ近年著しく、おそらくフィリピンでベストリゾートはどこかと聞かれれば、「ボラカイ」か「エルニド」に絞られてくるのではないでしょうか。

そのエルニドですが、セブからのアクセスが今まで不便で、パラワン島のプエルトプリンセサまで飛行機で飛んで、そこから車で6時間くらいかけてやっとたどり着く、まさにアクセス的にも秘境でした。
が、2015年末からセブ~エルニド間を、1日1便直行便が飛ぶようになったのです!

セブから行きやすくなったエルニド!

秘境という言葉にめっぽう弱く、以前から行きたいとは思っていたけどアクセスの不便さで二の足を踏んでいたエルニド、セブから1時間半のフライトで行けることが分かったので、飛行機代を奮発して行ってきました。

セブのマクタン空港から約1時間半、エルニドのあるパラワン島が機内から見えてきました。

「AIR SWIFT」という航空会社。50名くらいの乗客数のプロペラ機です。
コンクリートで舗装された滑走路以外何も見当たらない場所に降ろされました。

ジプニーがお出迎え。
これが空港内の移動バスでした。
後ろにはさっそく奇岩が見えます。
ジュラシックパークに降り立ったような雰囲気です。

掘っ立て小屋のような木造建築がエルニド空港ターミナルでした。
到着ターミナル!? と驚いていると、コーラスグループのおばちゃん達が歓迎してくれました。
到着早々すばらしいおもてなしで期待感に胸が膨らみます。

エルニド空港から宿舎が密集しているエルニドタウンまではトライシクルで移動。約200ペソです。
セブのトライシクルに比べ流線形のカッコいいデザインです。
ホンダやレクサスのエンブレムをつけた気合の入ったトライシクルも見かけます!
高級リゾートを予約している場合は、リゾート専用送迎があります。

エルニドタウンのビーチ沿い周辺には宿舎やレストランが点在しています。
1,000~4,000/泊くらいの価格帯が中心です。ここから離れた1島1リゾートの高級リゾートは10,000ペソ/泊以上します。
夕方になるとビーチ沿いにテーブル、イスが並び始め、レストランやバーの開店です。
ボラカイが中国韓国などのアジア系観光客が多いのに対し、エルニドは欧米人観光客が圧倒的に多いのが特徴です。

ビーチの裏通りも、お店などがびっしりあり、様々な料理が楽しめます。

ALTROVEというイタリアンレストランのピザが激ウマでした。 本場、イタリア、ナポリで食べるピザと同等のクオリティです!

そしてお待ちかねのアイランドホッピング!

エルニドのきれいな海、ビーチ、景観を満喫したければ外せないのがアイランドホッピングです。 高級リゾートに宿泊される方は、目の前にきれいなビーチや海が広がっているでしょう。 しかし予算を抑えた宿泊施設はエルニドタウンに集中しており、レストランなどが並ぶ目の前のエルニドタウンのビーチは、それほど綺麗ではありません。 なのでアイランドホッピングツアーの参加をオススメします。

ツアーコースは4種類で TourA から TourD まであり、その中でも人気のAとCに参加しました。 料金は1,200ペソ/ツアーで、地元の組合の協定の関係なのかどこで申し込んでも同料金ですが、「他のお店にナイショよ ?」って言ってコッソリ割り引いてくれるお店もあります。

ツアーAの内容は?

奇岩の間をカヤック漕いで楽しんで、

エメラルドグリーンの海と岩山の景観を堪能し、

白砂のきれいなビーチのある無人島でバーベキューランチをし、

バンガーボートのスタッフが手際よく料理を用意してくれます。

1メートルを超えるオオトカゲも生息してました。

別の島のきれいなビーチに行ってゆっくり。

といった感じで朝出発し、夕方前には戻ってきます。
このツアーAはカヤックがやや体力いりますが、その他はのんびり景観を楽しむ感じなので、体力のない方でも大丈夫です。

ツアーCの内容は?

ツアーCはツアーAよりも、目的地が遠く、バンガーボートでの移動時間が長くなります。 途中にはヘリコプターアイランドと呼ばれる変わった形の島を通り過ぎます。

Hidden Beach と呼ばれる、その名のとおり隠れた場所にあるビーチに、岩山に小さく開いた穴をシュノーケリングで潜り抜けてたどり着きます。 かなりアドベンチャー感があります。

魚がたくさん見えるシュノーケリングポイントです。ウミガメなどの大物が見られることもあるようです。

無人島のビーチに上陸し、バーベキューランチ。

もう一つビーチによって戻ります。
このツアーCはシュノーケリングしない人はあまり楽しめませんが、する人はかなりアクティブに楽しめるツアーです。

各ツアー、いくつもの島を訪れますが、どの島にもパウダーサンドの素晴らしい隠れ家的ビーチがあるのが印象的でした。
まさに最後の秘境の言葉がふさわしいロケーションだといえます。

ローカル感いっぱいのエルニド空港出発ターミナルにて再びセブへ。
チェックイン後は出発までの待ち時間、無料サービスのお茶菓子やドリンクも置いてあります。

満喫!の一言でした。
今回行ったのは11月でまだ雨季の終り頃の為か、やや天気も崩れがちでしたが、乾季は12月~5月、なかでもベストシーズンは2月~4月のようです。

日本から旅行の方は「セブとエルニドのダブルリゾート」、セブ留学の方は、「休日にサクッとエルニド」というのが可能になりましたので、
旅のプランニングの一つに入れてみてくださいね!