動物園の無かったセブに待望のアドベンチャーパーク、セブサファリ&アドベンチャーパークがオープンしました。
セブは海に囲まれており、小魚からジンベイザメまで、様々なトロピカルフィッシュを見ることができますが、陸上の動物はというと、郊外で放し飼いにされているヤギや牛、毎朝けたたましく鳴いて起こされるニワトリくらいしかいません。
しかし、ついに本格的に動物見学できる施設が出来ました。
場所はセブ市から北へ約50キロ、カルメンというあまり知られていない町の山中です。
M Lhuillier Financial Services Pawnshops Inc というセブでは有名な質屋さんがこのサファリ―パークを運営しています。
なんでもこの質屋のオーナーのミッシェルさんというアメリカ人が、このカルメンの山間部に広大な土地を持っており、40年くらい前から趣味でランなどの花を栽培していたそうです。
今回その土地を利用して植物だけでなく、大規模に中東など海外から様々な動物を連れてきてサファリパークにしてしまったとのこと。
なんともスケールの大きすぎる話ですね。
セブ市から車で2時間弱、カルメンの街から山間部を上ってゆくと、サファリパーク入り口にたどり着きました。
エントランスでは、さっそく数種類のオウムがお出迎え。
チケットブースで笑顔の素敵なお姉さんからチケット購入。 2018年4月時点で大人800ペソ、ランチ込みです。 身長120センチ未満は半額、幼児は無料です。
腕にまくリストバンドと、ランチ券を渡されるので無くさずに。
敷地は東京ドーム20個分くらいと広大なので、動物がいる場所までの移動は無料シャトルバスで。
降りたところにはワニ園が。
ちょうどエサの時間で鶏肉が投げ込まれており、大量のワニが群がっていました。
そしてお目当てのサファリカーに乗っての動物見学、車はインド製の「TATA」。 最近セブで存在感を見せ始めている格安自動車メーカーです。
膝から上が野外に露出している無防備なサファリカーの為、不安にかられての出発でしたが、出てくるのは草を食んでる草食動物だけ。 緊張感ゼロです。
サファリといえるのはここだけ。
後は徒歩で各ゲージに入った動物を見て回ります。
サファリパークというより動物園のイメージが近いです。
レストランの横の適当に作ったような柵の中にはキリンが。
食事しながらキリンが見れます。
食事はフィリピンフードのビュッフェです。
猛獣系もいました。チーター、ホワイトタイガー。 日本の動物園より、頭数あたりの敷地が広いので、動物にとってストレス少なそうです。
まだ建築中の動物ショー会場。
フィリピンでは建築中に施設をオープンするのが普通です。
マンゴーをエサにインコを引き付ける。
驚くのは植物の手入れが行き届き、あちこちに花が咲き乱れていることです。
植物園といってもいいくらいです。施設オーナーが花好きなのでさすがですね。
あまり期待せずにいきましたが、800ペソで食事つき、森林浴での動植物鑑賞は気持ちのいいものでした。
セブお馴染みの海のアクティビティにお腹いっぱいになってきたら、セブサファリ&アドベンチャーパークに是非行ってみてください。
公共交通機関を利用しての行き方は、セブ北バスターミナルでダナオ方面に行くバスに乗り、カルメン(Carmen)で降り(約70ペソ)、Cebu Safari and adventure Parkに向かうジャンクションからバイクタクシー(50~70ペソ)をつかまえて現地へ。